BIODEX
2007年 01月 23日
毎年、うちの部ではメディカルチェックとして膝の屈曲・伸展の筋力測定を行っています。今までは病院でX-ray、診察と合わせて行っていましたが、今年から大学の施設で測定することになりました。CYBEXからBIODEXに切り替えです。この二つの機械での互換性もあるということで、今まで選手個々で測定する時期が異なっていたのが一気に解消したわけです。去る13.14日に測ったのですが、機械の操作方法を熟知していなかったこともあって、焦りまくり。手順最悪。選手にも迷惑かけてしまいました。4年がこんなのでは不安がられてしまいそうなぐらいテンパってました。でも、連続で何人も測ったおかげでほぼマスターできたみたいです。今日もそのクリニックで膝に既往がある選手をリハビリで連れていったのですが、急遽BIODEX測定へ。今回はスムーズに扱えましたわ!!結果も思ったより左右差がなく、3月の測定までに差をなくすべく地獄のトレーニングです。
BIODEXに関しては、測定後に一点疑問点が残っていました。
「BIODEXのトルクを測る際、下肢長(アーム長)の長さを考慮しなくてもよいのか?下肢長の長さによってトルクの値が変わってくるのでは?」という疑問です。今日、その疑問があることでのモヤッと感はなくなり、スッキリです。簡単に(簡単には無理かなぁ)自分の中で整理する意味も込めて説明しましょう。医療機器を扱う会社にお知り合いがいたので、教えて頂きました。
トルクはそもそもフォース(力、重さ)とアーム長(長さ)をかけたものと理解されるが、筋力測定器の測定システムにはこれをどう処理しているか、いくつかの方法論があるということ。
トルクを測定する方法は大まかに二つ。
①足首部分にフォースセンサーを設置し、被験者が筋力を発揮した時、そのセンサーにかかる力を測定する方法。この場合は、実際にアームの長さを何らかの方法で入力し、フォースとアーム長を掛け算してトルクを出します。
一方、②足首部分(てこでいうところの力点)ではなく、ダイナモメーター回転軸にセンサー(この場合は軸のねじれ=トルクを測るねじれセンサー)を設置し、被験者が筋力発揮した時にダイナモメーター軸がねじれる強さをトルクとして直接測定する方法があるということです。
CYBEX、BIODEXはこの②の方法で測定しているということ。
この二つの違いは、例えば、筋力測定器のアタッチメントを回転させる際に、アタッチメントの先端を握り、それを振り回すやり方で回転させる場合と、ダイナモメーターの軸を握り軸を握ったままひねるやり方でアタッチメントを回転させる場合の違いと考えるとわかりやすいかな!?
①のやり方の場合、フォースを測定するわけで直接トルクが出てくるわけではないため、アーム長をはかり、掛け算をしなくてはなりません。もし、BIODEXがこちらの方法であれば問題だったのですが、②のやり方は直接軸のねじれという形でトルクが検出されるので、アームの長さがどうであるかという考慮は必要ないことになります。
わかりましたか??答えは
「BIODEXにおいてアームの長さはトルクに影響しない」ということ。
全員測りなおしを考えなくてはいけないのかという不安があったので、よかった~。
豆知識が一つ増えました。覚えておくことにしましょう!!!
BIODEXに関しては、測定後に一点疑問点が残っていました。
「BIODEXのトルクを測る際、下肢長(アーム長)の長さを考慮しなくてもよいのか?下肢長の長さによってトルクの値が変わってくるのでは?」という疑問です。今日、その疑問があることでのモヤッと感はなくなり、スッキリです。簡単に
トルクはそもそもフォース(力、重さ)とアーム長(長さ)をかけたものと理解されるが、筋力測定器の測定システムにはこれをどう処理しているか、いくつかの方法論があるということ。
トルクを測定する方法は大まかに二つ。
①足首部分にフォースセンサーを設置し、被験者が筋力を発揮した時、そのセンサーにかかる力を測定する方法。この場合は、実際にアームの長さを何らかの方法で入力し、フォースとアーム長を掛け算してトルクを出します。
一方、②足首部分(てこでいうところの力点)ではなく、ダイナモメーター回転軸にセンサー(この場合は軸のねじれ=トルクを測るねじれセンサー)を設置し、被験者が筋力発揮した時にダイナモメーター軸がねじれる強さをトルクとして直接測定する方法があるということです。
CYBEX、BIODEXはこの②の方法で測定しているということ。
この二つの違いは、例えば、筋力測定器のアタッチメントを回転させる際に、アタッチメントの先端を握り、それを振り回すやり方で回転させる場合と、ダイナモメーターの軸を握り軸を握ったままひねるやり方でアタッチメントを回転させる場合の違いと考えるとわかりやすいかな!?
①のやり方の場合、フォースを測定するわけで直接トルクが出てくるわけではないため、アーム長をはかり、掛け算をしなくてはなりません。もし、BIODEXがこちらの方法であれば問題だったのですが、②のやり方は直接軸のねじれという形でトルクが検出されるので、アームの長さがどうであるかという考慮は必要ないことになります。
わかりましたか??答えは
「BIODEXにおいてアームの長さはトルクに影響しない」ということ。
全員測りなおしを考えなくてはいけないのかという不安があったので、よかった~。
豆知識が一つ増えました。覚えておくことにしましょう!!!
by ichiharatr
| 2007-01-23 02:16
| Athletic Training